生産コース実験のうち1月27日の事後演習では、1月14日の講演内容を踏まえた事後演習をおこないました.
私の方で、キーウェアソリューションズのリンゴVR剪定について検索してみたところ、以下の記事にあたりました.
この記事には、若手でリンゴ栽培に研究熱心な森⼭さんという方が、リンゴのVR剪定習得システムについて、「時間も空間も⾶び越えている」と⾆を巻いたとのエピソードが載っています.昨年2⽉に弘前市で開かれた「りんご産業イノベーションセミナー」でリンゴのVR剪定習得システムが公開され、⼤きな反響を呼んだともあります.弘前市役所のリンゴ課の担当者からも評価が高いそうです.
香川県でも果樹の適地があり、剪定技術が重要になりますので、私としても、香川に適した剪定技術の習得システムは導入できないかをよく検討する必要があると感じました.地元の自治体やJAの職員の方々にも検討を呼びかけてみたいと思いました.
このほか、佐賀のトレーニングファームに関する記事を検索したところ、以下にあたりました.
この中に出ている委員発言を引用します.
トレーニングファームについては、きゅうりの1期生が就農してほぼ1年経つが、1 年目から県内トップクラスの収量をあげた者もいて非常に驚いている。 トレーニングファームを考えたとき、我々は、苗屋さんだと思う。今後、苗を育て仕上げていく中で、どのようにサポートしていくかが今からの大きな課題だと思う。 卒業生達は1億円、2億円を売り上げるという夢を持って頑張っている。それを達成 するには、また新たなサポートが必要だと思うので考慮いただきたい。
太字は私(武藤)が付けました.就農1年目で県内トップクラスの収量という成果には、読んだ私もとても驚かされました.
トレーニングファームの研修システムをかなり充実させた分だけ、少数精鋭型の育成にならざるを得なかったのかとも思います.それでも、トレーニングファームではe-learningの教材が多いので、教材を研修生に提供する際の限界費用は比較的低く抑えられそうです.追加の研修・育成費用をある程度少なく抑えながら研修生、新規就農者を増やしていくという道筋が十分考えられそうです.
香川県では施設園芸の衰退傾向が顕著になっていますので、やはり自治体やJAがこうしたトレーニングファームの導入についても検討してみてはどうかと強く感じました.
以上のような最先端の熟練技能者の技能継承サービスは、社会的な反響もあって、農業関係者からのニーズも生まれそうです.今後その社会実装も期待できると考えてよいのではないでしょうか.
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